今まで一番!

 今日はK大学の教授の特別講義。大半の人々は興味がなく睡魔との闘いだったと言っていたが、僕は大学に入って一番面白い講義だった。何しろその先生の研究が僕がやりたかったことと6割方合致していたのだ。話も上手だったし、研究のきっかけ→手法→結果→新たな展開の流れが素晴らしく、これが研究なのだと心底実感してしまった。大学に入って1番面白かったかもしれない。更にもう1つ別の収穫があって、それは自分でこそこそ独学していた一定部分の知識が、今日の講義の理解に役立ったということだ。明らかに拙くて幼稚だけれでも、自分なりに見定めた到達点を意識しながらやったことが、あながち間違ってないのかもと勘違いできる嬉しさがあった。やってることがほんの少し的を射たのはモチベーションになる。うまく文にまとめることができないが、ともかく嬉しかったので事情を話すと研究室に遊びに来なさいと言って下さった。そりゃあ若輩学生と大教授なのだからアレな訳だけど、大先生のお話を聞けるだけでもと思うのが今回は得策だろう。普通に話聞けるだけでも大いに役に立つ、嬉しい。