解剖学実習第18回

 肋骨を切断して開胸した。parietal pleura, visceral pleura, pulmonary ligament, endothoracic fasciaなどの胸膜構造を観察。続いて肺を剖出したが、この感触は何とも言えないものだ。左右の裂と葉、cardiac notchなどの表面構造を観察した後、hilum of lungを観察する。左右の裂の数と、main bronchiのlobar bronchiの分かれ目の数が一致していることが、当然のことながらも驚く。加齢とともに吸引された塵埃の沈着により青黒くなった肺の色が、組織で勉強した塵埃細胞の知識とつながり少し嬉しかった。心臓についてはpericardiumを観察。fibrous pericardium, serous pericardiumのparietal lamina, visceral laminaを区別していく。更にthymusを観察。ほぼ脂肪組織に置き換わりつつも、少しだけ原型の残る部分があり幸運だった。thyroid gland, parathyroid glandも位置と表面構造だけ観察する。鎖骨下動脈の枝を全て確認し、arch of aortaからbrachiocephalic artery, left common carotid artery, left subclavian arteryが出ているのを見る。確かに右と左では違うんだ。external intercostal muscleなども確認。