解剖学実習第25回(特別講義)

 T大学の助教授の方による講義。内容は主に咀嚼筋について。非常に面白かったので学部生用の講義とは別に、院生用の講義を聴いてみた。内容はほぼ同じだったけれど、まぁ2回も聞けば頭に残るでしょう。実習も指導してくれたが、若いというのもあってか、今までの他大学の解剖学教授とは違った感じだった。ちょうど腹腔動脈のあたりをスケッチしようと思って色々といじっていたときに言われたのが、「もっと論理的に考えなさい」。試問されるがままに答えていくと「用語は随分知ってるんだねぇ」と皮肉られる。結局おっしゃられたのは、作業をするときに構造から考えて、どこをいじれば間違いが起こらないか(血管や神経を傷つけないか)を確認しなさいということ。そりゃあそうだなぁと納得し、凄さなんていう感性に傾倒しがちだった自分が恥ずかしくなった。